プロフィール
土井 建吉
(KENKICHI DOI)
音楽家
瞑想実践者
高野山真言宗 参与会
岡山県にて白蛇を神使とした祈祷師であった曽祖父への敬慕の念を、その精神的原点に持つ。
幼少期より叔母から三味線と琴を学び、音楽に親しむ。
20代の頃、南山進流や魚山声明の響きに深い感銘を受けたことを契機に、日本仏教に受け継がれてきた「祈りと音」の世界へと強く惹かれていく。
以来、その伝統と精神への関心を絶やすことなく、長年にわたり独自に研究と研鑽を重ねてきた。
「音楽家としての歩み」
ハードロック・バンドのボーカリストとして音楽活動を始め、バンド脱退後は舞台音楽の世界へ転向。
フランスの新興バレエ団への楽曲提供をはじめ、和楽器を取り入れた「白鳥の湖」のアレンジなどを手掛け、国内外のミュージカルや演劇作品の音楽制作に携わる。
その後、ドイツの音楽グループ「GREGORIAN」の共同プロデューサーであり、Sarah Brightmanのギタリストとしても長年活動するドイツ人音楽家 Gunther Laudahn(グンター・ロウダン)に師事。
コンピューターを用いた電子音楽制作をはじめ、音楽理論、アレンジメント、音楽プロデュースについて学ぶ。
この経験を大きな転機として、以降の音楽制作はエレクトロニック・シンセサイザーを基盤としたスタイルへと発展していく。
2008年より本格的にプロデュース活動を開始。
女性ボーカリスト「HARUKA」を中心に、クラシカル・クロスオーバー、民族音楽、アジアの仏教音楽、ヒーリングミュージックを融合した音楽プロジェクトを展開し、国内外のミュージシャンとのコラボレーションを実現する。
2014年、書家・かな氏によるアメリカ・ボストンでのパフォーマンスに楽曲「Dance Macabre」が選出。
2015年には、自身が使用するシンセサイザーおよび音楽機材が、米国Rolandのディレクターにより同社公式SNSアカウントにて紹介される。
2016年、日本古来の雅楽曲「越天楽」をニューエイジ音楽として再構築。
さらに、日本香堂「青雲」が提供するラジオ番組の月間テーマソングとして、日本歌曲「荒城の月」をニューエイジ・アレンジした作品を発表する。
同年、アジアの仏教音楽文化を現代的なサウンドによって表現する民族音楽プロジェクト「ORIENTIS(オリエンティス)」を主宰し、1stミニアルバム『Neo Nirvana』をリリース。
その後は、よさこいへの楽曲提供も行い、楽曲「この道」による演舞が2017年に和歌山で受賞。
翌2018年には奈良・東大寺で行われた奉納演舞においても「六根賞」の受賞を果たす。
これまで日本国内をはじめ、ブラジル、ロシア、アメリカ、ドイツなど、国内外のラジオ・雑誌をはじめとする各種メディアで作品・活動が紹介されている。
祈りを、現代の音楽へ
そして2026年。
若き日に出会った南山進流や魚山声明の響き。
曽祖父から連なる「祈り」への精神的な原点。
そして長年にわたり培ってきた、電子音楽、クラシカル・クロスオーバー、民族音楽、ニューエイジ、舞台音楽における経験。
それらをひとつの音楽表現へと結び、「祈り」を主題とした音楽制作を本格的に開始する。
日本仏教に伝承されてきた真言や声明、梵音具の響きを精神的・音楽的な礎としながら、シンセサイザー、オーケストレーション、シネマティック・サウンド、クワイアなどの現代的な音響表現を融合。
それは、古典をそのまま再現するための音楽ではない。
千年以上にわたり、人々が声を重ね、音を響かせ、その中に託してきた「祈り」を、現代に生きる一人の音楽家として新たな音響世界へと昇華していく試みである。
音が祈りに、祈りが音に。
【過去のコラボレーション】
- Gunther Laudahn - (GER)
(Incl, Sarah Brightman, GREGORIAN, etc.)
※土井の師匠。サラ・ブライトマンのギタリストを長年務め、ドイツでは人気グループのGREGORIANの創設メンバーとして活躍している。